神社本庁についてのマメ知識

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最終更新日 2025年1月15日

「神社本庁に興味がある」
「伊勢神宮の人気スポットについて知りたい」
「神社本庁非加盟神社ってどれぐらいあるの?」

神社本庁は、神道系の宗教団体として日本で最も大きな団体です。
日本にある神社の総親神様として伊勢神宮がそれにあたり、本宗とされています。
現在日本にはおよそ8万ほどの神社がありますが、そのおよそ9割に当たる7万9千以上が神社本庁に加盟しているのです。
本庁についての規則が書かれている「庁規」によると、本庁の目的は主に管理下にある神社の管理や指導のほか、伊勢神宮の神職の養成や広報活動などとなっています。

関連外部リンク
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伊勢神宮とは

伊勢神宮は日本の神社の中でも特別格の高い神社とされており、正式には神宮と呼ばれています。
伊勢神宮の周辺には125のお社がありますが、その総称が伊勢神宮です。
中には内宮とよばれる皇大神宮と、外宮と呼ばれる豊受大御神様が中心です。
皇大神宮は皇室の祖先である天照大御神様が、外宮には豊受大御神が祭られています。
豊受大御神様は天照大御神のお食事をつかさどり、衣食住はじめ産業の守り神であられるとされていました。
皇大神宮は、五十鈴川のほとりに鎮座されており、入り口にある宇治橋を渡ると玉砂利が敷き詰められている長い参道に出ます。
この長い参道は神域に進むための大事な通路であり、奥にはまさに神社の最高格の神様が祭られています。
ここは皇室だけでなく、日本人にとっても大切な魂のふるさととも言えるでしょう。
一方正宮である豊受大神宮は、ほかに四か所の別宮があるほか、数多くの宮社から成り立っています。
丁寧に掃き清められた玉砂利を歩くとき、凛とした気品を感じ、すがすがしい気分に満ち溢れていくのを感じることができるはずです。

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神宮は多くの観光客に人気がある

神宮は、春夏秋冬、季節を感じる場所として多くの観光客に人気があります。
春には梅や桜が咲き誇り、それぞれが美しく豊かな色彩で春の訪れを告げてくれます。
また、新緑の季節には五十鈴川の近辺に木々の緑と可憐な花が咲き誇り、心を癒してくれるのが人気の理由です。
夏にはさわやかな木漏れ日が木々の間から漏れ、美しい季節の到来を教えてくれます。
歴史を紐解くと、今から2000年以上も前に天照大御神様のお告げにより、皇大神宮がまつられたとされています。
そのあと500年以上のちには、雄略天皇の命によって豊受大御神が伊勢に迎えられたことが記されていました。
このように伊勢神宮はすべての神様の中心であり、現在でも一年に1500回以上のお祭りが行われています。

式年遷宮

そのお祭りの中で、最高に大きく、価値が高いものは式年遷宮というお祭りです。
この式年遷宮は神宮だけでなく、日本にある神社すべてにとっても最大のお祭りといっても過言ではありません。
式年遷宮では20年に一度神社のお社だけでなく、御装束・神宝などすべてを新しく造り替えるお祭りを行います。
新しく作り替えることで、みずみずしさと神社の神威が高まることを願って行われてきました。
神社本庁は昭和21年に、全国にあるすべての神社の総意によって設立されたものです。
昭和20年に終戦を迎えて連合国連総司令部は、日本の国家と神社の分離を命じました。
そのため、民間の3つの神社関係団体が相寄って新たに神社本庁を設けたのがはじまりです。

過疎地域神社活性化への取り組み

主な活動の一つとして、過疎地域神社活性化への取り組みがあります。
最近では、少子高齢化により、過疎地域となる地域も増えてきました。
そうした地域に鎮座している神社に対する支援活動を行うことで、少しでも神社が活性化するように願っての取り組みです。
活動の事例の一つとして、現在日本の各都道府県ある指定神社を探すことがあげられます。
各神社ごとの取り組み例もそれぞれ異なりますが、各神社では祭礼行事を行ったり、催しやイベントを通して神社の広報活動を広めています。
催しものは落語会であったり、茶和会や祈願祭、あるいは七夕や相撲大会など大人も子供も楽しめるイベントがたくさんあります。

地域や神社に伝わる伝統的な文化を伝えていくための行事

また、地域や神社に伝わる伝統的な文化を伝えていくための行事なども紹介しています。
一つ上げると、千葉県の金刀比羅神社では巫女舞講習会の実施が行われました。
小、中学生の女子を集めて夏休み中に練習をして大祭で神前神楽舞を披露しました、子供たちは意欲的に練習し、当日本番ではその成果を披露し、大祭に参列した来賓や参拝に来た方々にとても好評でした。
こうした取り組みを続けていくことで、神社の活性化や伝統的な文化の継承につながることが期待されます。
各都道府県には、神社本庁の地方機関として神社庁がおかれています。
神社庁では主に、神社に関する事務的な業務を行っているほか、市や郡に支部を置いています。
このようにして、地域の振興をはかるための取り組みを行っていました。

まとめ

また、神社本庁のホームページでは、質問コーナーを設けています。
そこでは、神棚のおまつりの仕方についてや、神道でのご先祖さまのおまつりの仕方など、普段疑問に思ってもなかなか質問できないような内容について詳しく答えています。
お札の祭り方についても、詳しくわからないまま祭っている人がいる中で、詳細にやり方が明記してあるのでとても参考になります。