最終更新日 2025年1月15日
「雛人形の歴史が知りたい」
「雛人形の購入時期や値段相場が知りたい」
「日本最古の雛人形ってどんなの?」
日本と言う国は非常に歴史が古い国であり、昔の伝統が非常にたくさん残っています。
既に消滅してしまったものや、かなり規模が縮小されているものもありますが、片や日本中で受け継がれているものも少なくありません。
例えば、ひな人形を飾る三月の節句と呼ばれるものが古い該当します。
雛人形は、昭和あたりにできたものではなく、もっと歴史が古いものになります。
ただ、その形は少しずつ変わってきており、雛人形そのものの型式は変わっていないものの、デザインなどがちょっとずつ変わっている可能性もあるわけです。
曽根人形さんの公式サイトはこちら
soneningyo.com/hina/
伝統的なものは時代とともに変化する
このように、伝統的なものであっても、形そのものは変わっていないもののマイナーチェンジなどを繰り返しながら新しい時代に対応していくわけです。
例えるならば、昔のアニメを再放送する場合は昔のままですが、リニューアルする場合などは昔の良さを残したまま、新しい部分を表現していくのが特徴かもしれません。
例えば、最新の技術を使った表現方法などは30年から40年前のアニメではできませんでしたが、今ならできるわけです。
かといって、完全に真新しくしてしまうと昔のファンが結局いなくなってしまうだけでなく、そのアニメそのものの伝統と言うものが崩れてしまいます。
全く別作品になってしまえば、結局誰も納得できないものとなり、批判されて終わるだけでしょう。
ですが、昔の基本を残しておき部分的にマイナーチェンジをすることで昔の良さを残しながら新しいものを手に入れることができ作品自体も新しくなります。
アニメを大に出しましたが、伝統的なものは何でもそうであり、昔の良さを残し中心部分は変えないまでも、その周りの部分に関しては時代に合わせてパワーアップさせていくのが良いかもしれません。
そしてそれが、生き残る道の1つといえます。
雛人形の歴史を振り返る
もし伝統的なもので滅びそうなものがあれば、伝えたい部分や基本的な部分だけを残しておき、それ以外の部分は現代風にすると良いでしょう。
その結果、長く引き継がれる可能性が出てきます。
ひな人形に関しては、実際にどれぐらいの歴史があるか問題になるでしょう。
例えば、今の50代から80代位の人は、子供の頃からもしかしたら雛人形が家に飾られていたかもしれません。
昭和の中期頃や初期ごろスタートでも考えていましたが、歴史はその程度ではなくもう少し古く遡ります。
博物館などに行くと、江戸時代の雛人形などが飾られているのを見たことがある人もいるかもしれません。
当然江戸時代にも既にありましたが、ただ庶民のものとは少し異なりました。
例えば博物館で飾られているものは、一般家庭で用いられた。
例えば武士の家やいわゆる地主さんの家で飾られていたものです。
当時はそのようなものを購入できるほど贅沢は出来ませんでした。
時代背景は今とは全く異なるわけです。
安土桃山時代や室町時代にすでに雛人形は存在していた
一般家庭では手にできませんでしたが、ごく1部の家庭ではそれが飾られていたことがわかっており、庶民の間ではそれほど知られていないそして手に入れることができない高嶺の花だったのですが、確実にその歴史は江戸時代よりも前に会ったことがうかがえるわけです。
江戸時代の前と言えば戦国時代を思い浮かべる人がいるかもしれません。
安土桃山時代あるいはその少し前の室町時代でも実はこの人形は存在していたと言われています。
ただ今とは少し形が変わっていることが知られており、今お店で販売されているものをイメージすると少し違うと感じるかもしれません。
今の形は江戸時代のものに非常に近いため、江戸時代の歴史がそのまま残っていますが、それより古い人形に関しては、もう少し簡略化されたものやサイズが違ったものなどがあります。
さらにこれを遡るならば、平安時代ぐらいからあったと言われています。
そもそもひな人形の過去を見るとどう見ても江戸時代の格好や戦国時代の格好ではありません。
また室町時代の服装などとも少し異なります。
お雛様十二単と呼ばれるものを着用していますが、これはまさしく平安時代の貴族の女性が着用していた印象です。
毎日このような衣装を着用していたわけではありませんが、祭りごとなどではこのような衣装を着用していたと言われているほどです。
人形も今と比べてずいぶん簡略化されており、現在ではあまり残されていませんが屏風などもない状態でした。
そして、庶民がほとんど知らないような伝統的な行事だったかもしれません。
それにもかかわらず、このような行事が残っているのはやはり子供の無病息災を願う親と言うのは今の時代も昔の時代も変わらないと言う事かもしれません。
まとめ
そもそも、ひな人形を飾る理由と言うのはそこら辺にあると言われており、これは昔の時代であれば小さな子供ほど病気にかかり命を落とし扱ったことが起源とされています。
現代の人間であれば、どちらかと言えばケーキを食べたりひなあられを食べたりする行事と言われているものの、その一方で子供が健やかに育つ願いを叶える行事と言っても良いでしょう。